最近ではダイエット目的の若い女性や、健康志向が高い方を中心に人気が高まっているオートミール。
食物繊維やビタミン、ミネラル類が豊富で、健康的に美しく痩せられると話題になっています。
しかしオートミールには特有の粘り気やねちょねちょ感があり、それが苦手という方も少なくないようです。
またその粘り気から、腐っているのでは?と感じてしまう方もいらっしゃいます。
今回はオートミールの粘り気やねちょねちょ感はなぜなのか、またぬるぬるの少ない食べ方、腐ったオートミールの見分け方についてご説明していきたいと思います。
オートミール粘り・ぬるぬる苦手
ダイエットや健康を考えて、オートミールに挑戦する方も多いかと思います。
最近では、主食として置き換えたり、おやつの材料として使用したりと様々なレシピが出ており、ネットやSNSでも目にすることが増えました。
筆者も、ダイエット目的でオートミールに手を出し、続かずに挫折した過去があります。
その際は主食の置き換えとしてオートミール粥を作りましたが、やはり独特な粘りが気になったことを覚えています。著者以外にもオートミールの粘りやぬるぬる感が苦手という方は多いのではないでしょうか。
オートミールねちょねちょなぜ?
オートミールの粘り気の原因は、オートミールに含まれる「でんぷん」と「水溶性食物繊維」によるものです。
でんぷんには、アミロースとアミロペクチンという2種類の成分が含まれており、この後者のアミロペクチンという成分が、粘り気の原因となります。
アミロペクチンは加熱をすると強い粘りが出てくるという特徴があります。
また、水溶性食物繊維も「粘性」があり、オートミールには豊富に含まれていることで知られています。
この水溶性食物繊維はゆっくりと消化されるため、糖の吸収が緩やかになり、ダイエット効果が期待できます。
オートミール粘り少ない食べ方
オートミールの粘り気が苦手という方も多いかと思います。
しかし調理方法や食べ方を工夫することで、粘り気を減らすことができます。ここでは粘り気が少ない食べ方をご紹介していきたいと思います。
①加熱せずに食べる
加熱をすることで粘り気がでる性質があるため、加熱をせずに食べる方法です。シリアルのようにミルクに浸して食べると、手軽に美味しく頂けます。
②加熱時間を短くする
加熱時間が長くなるほど粘性が強くなってしまうため、時間を短くし、粘度を抑える方法です。
③粘り気を感じないメニューを選ぶ
米化して炒飯や丼ものにしたり、小麦の代用としてお好み焼きやパンケーキ、クッキーを作ったり等もおすすめです。
④お湯にさらす
お湯にさらすことで、粘性のある成分を取り除く方法です。とても簡単な方法ですが、こちらは大切な栄養素も一緒に流れ出てしまうというデメリットがあります。
以上4点をご紹介しましたが、気になる方法はあったでしょうか。
ぜひご自分に合った方法を試してみて下さい。
オートミール腐ったらどうなる?
オートミールは腐ると、悪臭がする、虫がわく、糸をひく等の状態が起こります。
またカビが生えたり、全体の色が黒ずんでくるといった見た目の変化もあるようです。
このような状態は開封後の保存状態によって起こりやすくなります。
オートミールは湿気に弱いため、多湿の場所は避けて保管するようにしましょう。
また何らかの異常が確認された場合は、口にすることなく速やかに破棄するようにしてください。
オートミール粘り苦手・ねちょねちょはなぜ?ぬるぬる少ない食べ方まとめ
オートミールの粘り気やねちょねちょ感が苦手で、オートミール自体を断念する方も多いようです。
粘り気はオートミールに含まれる、アミロペクチンと水溶性食物繊維によるものであることがわかりました。
しかし、調理方法や食べ方を工夫することで、粘り気を感じづらくすることも可能です。
ここでは①加熱せずに食べる②加熱時間を短くする③粘り気を感じないメニューを選ぶ④お湯にさらすという4つの方法をご紹介しました。気になる方法はあったでしょうか。
今回はオートミール粘りが苦手、ねちょねちょはなぜか、ぬるぬるの少ない食べ方についてお話しました。皆様もぜひ、ご自分にあった方法を試してみてくださいね。